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【  Melt-through 「融解する絵画」  】






2013.9/16(月・祝) - 9/28(土)
12:00-19:00 (最終日〜17:00)
9/22(日)休廊 
Opening reception 9/16(月・祝) 17:00〜

秋山画廊 [HP]
〒151-0051東京都渋谷区千駄ヶ谷3-7-6 
TEL・FAX 03-3401-9505



「Melt through」concept

私は、水が好きです。水の、精妙で繊細な表情に魅了されております。
そして、まったく思い通りにならない、コントロール不可能なところも魅力です。私にとって、水は「自然」なのです。
「自然」を作品に取り込むことで、「自然」に対峙すること、これが私の1番目のテーマです。第一次産業に従事していらっしゃる方々と同じように、自然に対する自分の立ち位置を詳らかにしたいと思っています。

2番目のテーマになるものは「エゴ」、水 というものと対峙して、その相克によって明らかになるものです。エゴと言っても、おぎゃーと生れた時から、死ぬまで我々はエゴの塊ですから、否定的批判的捕え方ではありません。しかしエゴというものは、他の視点がないと見えてこない、結果的に剥き出しになるものだと思います。

「食卓風景」、それは幸せの象徴、最も大切に守りたいエゴですが、この頃はそんな大切なものさえ油断すると、あっという間に壊れかねない、そんな危うさを感じます。
汚染水と言っても、水が悪いわけではない。汚染は、剥き出しにされたエゴそのものでしょう。それ以外にも気付かないような様々なレベルで、剥き出しのエゴが多くのものを壊し続けているような気がします。

欲望の拡大に、剥き出しになったエゴに、私は美を見出していきたいとは思いません。水とエゴを並べて、相克を通して自分の立ち位置を探る、これが私の課題です。水、エゴと向き合いながら、目指していきたい地平はそれぞれが入れ子になる対極、「モネの睡蓮」であり「マーク‐ロスコ」であるところの、「豊饒な静謐」です。

また、多くの作家が水をテーマに表現していると思いますが、「水そのまま」の表情を取り込むことは、師−榎倉康二氏より受け継いだものです。亡くなって18年になりますが、師との出会いを感謝いたします。










 

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