白州巡礼
アートキャンプ白州 1994
山梨県
雑草で覆った自動車のオブジェ=人工物の自然化、正四面体の中に自然物を詰め込んだオブジェ=自然物の人工化からなる作品。フェスティバル期間中、主要道路を巡回し、巡回ルートの5地点を選んで、その場の構造物と即興的に絡み合わせた、5日間の日替わりのインスタレーションを行った。
自然から収奪することで、経済が成り立つ。収奪することで、将来資源は枯渇する。その矛盾を体現した、「自縄自縛」パフォーマンス。
巡回ルート
関連作品
アートキャンプ白州
田中泯 氏が主催する「身体気象農場」を中心として、多くの音楽家、美術家、舞踏家が自然発生的に集団を形作り表現活動を行った、野外アートフェスティバルの草分け的存在。美術家は、「風の又三郎」という集団を作り活動。榎倉康二氏、高山登氏、原口典之氏、剣持和夫氏など、「もの派」を代表する作家が参加した。