訪れた場所
●ドクメンタ9
●マウント・アトス
●イデオン・アンドロン
●大接心
ものに向き合ううちに、その更に先にある、良質な存在を問うことは自然な展開だった。
幼少のころから、四国八十八か所を連れられて歩いた私は、宗教性に対する抵抗は無かった。
そして日本だけではなく興味は西洋に向かった。
ドクメンタ9は、現代美術が、いかに自由で様々な表現が可能であり、社会と結びついているものであるか見せ付けられた。
一人、マウント・アトスを目指した。
入山許可証がなかなか降りず、ギリシャ国内を行ったり来たりして、ようやく入山できた。
修道院を訪ね歩き、ミサに同列させてもらう。
深夜から始まる瞑想的祈りは、深い内観の世界を感じさせる特別なものだった。
クレタ島中央の、イデオン・アンドロンでは一夜を過ごした。
目の前に広がった巨大な「クレーター」が、月に照らされていた。
確かにそれは宇宙の一部だった。
岡山曹源寺で大接心に参加する希望を出して、ご方丈の許可を得た。
自己の内面には、はるかな広がり持つ世界があった。
全部、自分の体を使った思い出だが、今でも自分の内部に蓄積されていることを感じる。
観念ではなく、体で解ることが必要なのだろう。
→10祈りの形
