旅人の迷路
越後妻有アート・トリエンナーレ2003
新潟県十日町市松代
2003.7

Maze of tourists
Echigo tsumari art triennial 2003
Nigata Prf.
2003.7

2000年から計画されていたプランが、地域の公園として、2003年に実現する。場所は、大地の芸術祭の、シンボル建築の一つである「農舞台」の隣。工事終了後から、食用となる自然の植物を集める植栽ワークショップを繰り返し、植物育成、管理に自ら積極的に携わる。協力して頂いた地元の多くの方々、大地の芸術祭スタッフに感謝。

この迷路は、古代において全世界で発見されている。ケルトでは、船出する前に、海辺で航海の安全を祈願するために使われた。古代エトルリアでは、子宮に例えられ、生命を生み出す場所とされた。ホピ-インディアンは「母なる大地」の象徴と呼ぶ。

妻有地域では、国宝の火炎土器が出土し、縄文時代に豊かな暮らしがあったとされている。私は、この迷路の形状が、縄文時代の模様と共通していると直感した。自然とのバランスにおいて成り立っていた生活も、共通すると考えた。

ブリコラージュとは、既存のもの同士を、意図的に組み合わせる技法。この迷路が発見された地域と日本の縄文は、地域を飛び越えて現代に必要とされるものがあると考え、ブリコラージュを行った。その時代の暮らしに沿い、食用となる自然の植栽を集め、育て、親しむコミュニティーガーデンを目指した。



プロポーションは、伝統的な水瓶。迷路の、到達地点に設置されている。
口部分の内側には、上記のメッセージが付けられている。

[メッセージ英訳 三浦-ハミルトン-アームストロング&勢津子]
[Translated by Hamilton Armstrong Miura & Setsuko Miura]

近所の幼稚園児が遊んでくれていた。救われた気がした。

植栽ワークショップ1

植栽ワークショップ2

植栽ワークショップ3

建設過程