Horizon
秋山画廊
東京都渋谷区
2016年1月11日~28日
公開制作 :1月11日~14日・1月25日~28日

1、木枠と綿布で出来た「絵画」。同寸の布と木枠をずらしていったもの。筋交いを入れず、張力による歪みそのままに形成。絵の具の塗り重ねのみ、水平線を暗示している。
、紙を直接壁に貼り付けた「絵画」。保存出来ない、ここだけで成立するもの。張り付けた部分と、そうでない部分が、紙の張力そのままに形成。絵の具の塗り重ねのみ、水平線を暗示している。
、机と椅子などの日常物を使った「絵画」(公開制作)の代わりに、机と椅子で支持体を組み、その周りに半透明の布地を張って形成。毎日外の道路を掃いてから集めた埃を絵具として、会期中24回塗り重ねた。

中心となるテーマは、絵画そのもの。「水平に塗る」というルールのもとに、「誰にでも出来る」単純な作業を数え切れないほど重ねることで、時間の重層と空間を持つグラデーションを表現すること。「Horizon」は、誰もが同じものを見ているようでありながら、立っている場所も高さも違う、1人だけの視座。深度というものは内面に向かい、逸脱より、物量より、カウンターより、イデオローグより、更に意味を物質に刻み付けるものであるはずだ。深度は、1人だけの視座から潜行するしかない。

木枠と綿布で出来た「絵画」 

紙を直接壁に貼り付けた「絵画」

机と椅子などの日常物を使った「絵画」
掃除は、秋山画廊から出発して、明治通りの方へと進む。毎日掃いていると、感謝の声を掛けられることも。吸い殻など大きめのものは濃し取り、土系顔料として塗布。布地は濃い茶色に、不透明に変化していった。
公開制作 :1月11日~14日・1月25日~28日

なお、ここまで6回の個展を好意的に支えてくれた、秋山画廊オーナー、秋山田津子氏には感謝の言葉も見つからない。謹んで、ご冥福をお祈りする。